マネジメントを体系的に学ぶ必要性を感じ、
仕事を辞めてANUにMBA留学

参加コース:オーストラリア大学院留学プログラム
留学期間:2007年4月から〜留学中
留学先:オーストラリア国立大学・大学院(オーストラリア・キャンベラ

日本でシステムエンジニアとして働いた後、オーストラリア国立大学(ANU)に留学し、MBAを専攻。今年12月に卒業。

アジア太平洋地域で仕事をするならば、オーストラリアのMBAが役立つ!

Q: 留学前のお仕事について教えてください。

A:システムエンジニアの仕事をしていました。具体的には金融系のシステムプロジェクトで、プログラミングやプロジェクトマネージメントの仕事をしていました。

Q:MBA留学の動機は何だったのでしょう?

A:前職でプロジェクトマネジメントの仕事に携わっていた際に、幅広いビジネス知識の必要性、特にマネジメントの知識が必要なことに気がつきました。留学先では、帰国後の仕事に役立つことを専攻したいと考え、MBAを専攻することにしました。

Q:アメリカではなく、なぜオーストラリアの大学院を選ばれたのですか?

A:今後もアジア太平洋地域で仕事をするならば、この地域で学ぶべきだと考えたからです。その他の理由としては、オーストラリアには一度も行ったことがなかったこと、治安が良いこと、学費がアメリカよりも安かったことが挙げられます。

Q:ANUのMBAを選んだ決め手は?

A:将来もアジア太平洋地域で仕事をすることを想定していたので、特にアジア地域の研究で有名な大学を探しました。加えて、アジア諸国からの留学生が多い大学を探していたところ、ANUに行き着きました。

Q:大学のあるキャンベラはどんな街ですか?

A:キャンベラは首都ですが、非常に小さい街。自然がいっぱいでごみごみしておらず、勉強するには最高の都市です。人口が少ないので、どこに行っても混雑がないので快適に過ごせます。日本人在住者も他の都市に比べると極端に少ないです。

Q:ANUについて、印象をお聞かせください

A:ANUは国際色豊か。オーストラリアでトップの大学であることから、真面目で優秀な学生が多いです。キャンパスは自然に溢れ、施設も充実しています。
ビジネススクールの授業は他学部とは全く異なっており、ほぼ全ての科目は2ヶ月で完結のインテンシブコースになります。1回の授業は4時間で、コース中に2回、8時間授業があります。2ヶ月という短い期間ですが、その分内容も濃く、充実感があります。MBAは留学生が少なく、キャンベラという土地柄、学生は公務員が多いので、生徒のレベルが高いです。マイナス面としては、公務員が多いのでpublic sector寄りに授業が進むことがあります。

Q:現在の履修科目を教えて下さい。

A:最終学期には5科目履修しました。履修した科目は「Marketing」「Organisational Behaviour」「Business Economics」「Operations & Project Management」「Assessment and Employee Selection in Human Resource Management」です。最初の3科目は必修科目で、あとの2科目は選択科目です。「Business Economics」を除き、全ての科目でグループワークがありました。ほとんどの科目は少人数で、生徒数は20人くらいです。「Operations & Project Management」のクラスでは生徒数が10人くらいで、教授と学生、学生同士の距離が非常に近く、いろいろと勉強になりました。

Q:留学生活を振り返り、大変だったことは?

A:ほぼ全ての科目で(16科目中15科目)グループワークがあり、一緒にチームを組む相手によっては非常に苦労をすることがあります。私はグループワークでかなり苦労しました。留学生が非常に少なく(選択科目では留学生は自分を含めて2人のみ)、大学院での1学期目では、言葉や文化の違いで苦労することがありました。また、授業中に指名されて意見を述べる機会が多かったのですが、これも初めの頃は戸惑いました。

Q:印象に残ったトピックやリサーチについてお聞かせ下さい。

A:必修科目の「Integrating Business Project A (Entrepreneurship & New Venture Planning) & B」が印象的でした。他の科目と異なり、この2科目はセメスターを通してのグループプロジェクトでした。Aはオースラリアでベンチャーを立ち上げる想定で、ビジネス内容の策定から実際にビジネス立ち上げ直前までのプロセスを作り上げます。BはInternational Businessを立ち上げるプロジェクトで、オーストラリアの企業を訪問して事業内容を理解するところから始まり、国際化を提案するプロジェクト。私が関わったプロジェクトは日本でのビジネスも視野の1つにあり、実際に企業が日本でのビジネスを展開する際には、私に連絡が来ることになっています。非常にきついコースでしたが、コース終了時の達成感が大きく、グループメートとも仲良くなりました。

Q:渡航前に準備しておけば良かったと思うことはありますか?

A:こちらに来て実際に授業を受講してみて、履修科目の内容を前もってよく調べ、バックグラウンドのない科目は日本語で事前に学習しておく必要性を感じました。

Q:卒業後はどういった方向に進もうとお考えですか?

A:自分のこれまでのバックグラウンドを活かして、ITの分野で仕事をするつもりです。

Q:これからオーストラリアの大学院でMBAを履修される方にアドバイスをお願いします。

A:MBAというと、アメリカだと考える方がほとんどだと思いますが、アジア太平洋地域で仕事をするならば、オーストラリアでのMBAは非常に役立つと思います。